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2023年1月のステートメント

フラワーデモ川越 白田真希 

 

# metoo

# withyou

「私も被害者だ」と名乗り出る勇気は、「あなたはひとりじゃない」「あなたの言葉を信じる」という連帯の # withyou があってこそのものです。

ひとりじゃない、私のことを、私の言葉を信じてくれる人がいると実感できる「場」がフラワーデモであり、安心できる場があるからこそ、女性たちがようやく声を上げることができるようになったのです。

フラワーデモは2019年3月に4件相次いだ性暴力事件の無罪判決に抗議し、同年4月に始まり、全国へと広がりました。2017年の伊藤詩織さんの実名告発により動き始めた日本の # metoo 運動は、フラワーデモにより草の根の運動として定着すると同時に、これほどまでに多くの女性たちが性被害に遭い、そして沈黙を強いられてきたことを顕在化させました。


女性たちは差別的扱いをされ、それが差別であることすら認められずに当たり前のこととして受け入れさせられる時代が長く続きました。

それでもおかしいことにおかしいと声を上げ立ち上がった先人たちがいて、少しずつ少しずつ権利を勝ち取ってきました。今、私たちが当たり前のように生まれたときから持っている選挙権すら、戦前は女性に認められていませんでした。

女性たちが声を上げると激しいバックラッシュ(反動)が起き、半歩進んだかと思えば逆風に三歩後退させられる。それでもまた少しずつ進み、ひとりが斃れても、そのバトンを誰かが受け取って、逆風の中、声を上げ進む。そうやって長い長い時間をかけて、先人からのバトンをつないでつないで、ようやくここまで来ました。それでも女性たちが最後まで声を上げられなかったのが「性暴力被害」でした。それが世界的な # metoo 運動の中、日本でも伊藤詩織さんをはじめとする声を上げた人の勇気に力を得、「私も」と女性たちが声を上げ始めました。

フラワーデモのきっかけとなった4つの裁判のうち3つが高裁で逆転勝利を勝ち取りました。強固な男社会である自衛隊からも勇気をもって声を上げた女性がいて、性暴力を認めさせ謝罪させることができました。

しかし……。

ここに来てまたすさまじいバックラッシュです。伊藤詩織さんは裁判に勝つことができても、日本に住むことができなくなるほどの攻撃にさらされています。元自衛官の女性は被害を認めさせ人間としての尊厳を回復させることができたかに見えて、実はその後のほうが激しい攻撃にさらせれ、死にたくなるほどの絶望感に苦しめられています。

なぜ被害者がここまで苦しめられなければならないのでしょうか。

なぜ、女性が声を上げることへの反動がこれほどあるのでしょうか?

女性が声を上げてはいけないのですか?

何か不都合でもあるのですか?

足を踏まれている人が、痛いからその足をどけてくれと言ったら、さらに踏みつけてくるかのようです。

そしてその痛みは足を踏まれた程度のものではないのです。

命すら脅かされているのに、そのことに抗議してはいけないのですか?

女性の人権が踏みにじられるのは当たり前のことですか?

男性諸氏に問いたいです。

そうまでしてあなた方の「既得権」とやらを守りたいですか?

女性がそんなに憎いですか?

黙らない女は許せないですか?

そして、〝名誉男性〟を気取るかのように被害者の人権を踏みにじるような発言をする女性たちにも問いたいです。

あなたたちには想像力というものがないのですか?

女性であれば自分の身に置き換えてみることは可能なはずです。その痛み苦しみを想像できるはずです。それすらできないあなたたちに心というものあるのでしょうか。

被害者が声を上げることはとても苦しいことです。本当は自分こそがなかったことにしたい、忘れたいことを、思い出し声を上げることは自らを傷つけるような痛みを伴うものです。それでもなかったことにはさせまいとするのは、女性の、私たちの奪われた尊厳を取り戻すためなのです。声を上げた女性たちの後ろには声を上げられずにいる、何十倍何百倍もの女性たちがいます。

私たちはこんな社会を終わらせたい、本気で変えたいのです。

だからどんなバックラッシュに遭おうとも私たちはもう黙りません。

# metoo と声を上げれば、# withyou と応えてくれる仲間たちがいます。

それがフラワーデモです。

私たちはあなたを信じます。

あなたはひとりじゃない。


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